160919: RAD Studio 10.1 Berlin Starter

※この記事、無料期間 16/09/09 が過ぎてからしたためたので性格悪いなぁと思ったけど、16/09/19 現在 URL が生きていて、某 Togetter(http://togetter.com/li/1015824)を確認したところ無期限になったようですね~。挨拶代わりに「Delphi は死んだ」と長年にわたり言われ続ける、タレント性あふれる言語です。

https://www.embarcadero.com/jp/products/delphi/starter/promotional-download



 これだ。これである。これなのである。僕が求め続けてきたものは。我が輩はうれしいですぞ。こんなに良いものがタダで手に入ったのは素直にうれしい。しかも Delphi 6 Personal(以下 D6P)ではソースコードの公開すらできなかった配布について、

16/09/19 22:00 日本時間 時点においてダウンロードサイトから引用:

Delphi Starterは、個人または5人以下の企業/組織のユーザーが利用できるエディションです。趣味や学習を目的とした利用のほか、Delphiによって開発したアプリケーションに関連する収益が、1,000 USドルを越えないというライセンス規定にてご利用いただけます。

そう、売ろうと思えば販売する事が可能なのだ。こんな将来性がある明るい未来のある言語は D6P などとは、とてもではないが比較などできない。

この 10 年、買った人だけが続けられてきた言語である Delphi である。買えなかった自分は相変わらず慣れ親しんだ D6P を使ってプログラムを続けてきた。いっときは某大阪の兄さんに勧められて AppMethod ※1 なる開発環境を試用版で導入したが PC が古くてまともに動けなかったし、宣言どおり 1 か月で Delphi 言語が使えなくなった。さらに C++ 言語の方は永久に使えると思っていたらこちらにも期限があった。学びの遅い僕にそんな猶予はなく、これは甘い汁を味わっただけつらかった…

で、その商売上手な Embarcadero は Idera に買収される大ニュースだ。これに僕は何かを期待していた。それがまさかの現実となった。

※1 製品ラインナップからは姿を消している短命なコンパイラだったようだ…

 毎度投資(貢献?)している秀でたユーザー様たちは、今回の Starter の問題点を挙げていた。脆弱性、新機能への対応、64bit、そのほかソースファイルの無さとか IDE の便利機能が~とか、確かに言いたい事は僕にだって理解できる事ではある。ただ、僕の Delphi(RAD Studio)の認識はとても弱い。そもそも個人利用なので、これらにかかわらない使い方をしている。データベース機能のバグフィックスがどうのとか、FireMonkey の新機能がどうのとか、その類の話をされてもまったく響いてこないのだ。

例えば仮にコア機能の修正パッチが正規ユーザーに配布されたとして、その内容が「コンパイルすると必ず RAD Studio プログラムがフリーズしていたのを修正しました」とか、「お使いの Delphi 言語は残すところ 10 日で終了します!」などの強迫性が無い限り、そんなことどうでも良いのだ。

 またマルチデバイス(マルチプラットフォーム)プログラミングをしないのなら RAD Studio を使う意味など無いのでは?的な見方も違うのだ。私は Delphi 言語をやりたいだけなのだ。おまけシールがメインになった駄菓子みたいな認識をしてはならないのだ。

確かに便利な FireMonkey をやらないのはもったいない。だが僕は VCL でやれることで脳が固まっているので FireMonkey をやると、例えば説明文の一単語ごとに30分かけてリファレンス引くみたいな感覚になる。こういうのをパラダイムというのか、まったくもって Delphi プログラミングにならないのだ…

 RAD Studio は Windows 10 のビジネスモデル?と共存する形なので、Windows 10 が形を変えればそれに即座に追従する形となっている。そのため OS に新しい UI や機能が追加された場合、僕の RAD Studio 10.1 Berlin Starter(長ぇ…)は目に見えてどんどん古くなっていくだろう。この点についても、なぜか絶滅しなかった D6P 組にとっては、その程度の経年は古さとは呼ばないのだ。(こういう謎の強さを手に入れるのが貧乏組の恥ずかしいところ)


 頭のいい人の指摘を否定してあがいたつもりなのだろうか、この記事を書く動機はとにかく、これで誰が何と言おうと、Delphi 言語の最新版である RAD Studio ユーザーの仲間入りを果たしたのだ!!!という事である。課金組 RAD Studio の兄者たちは「Starter でどこがユーザーじゃい」と見下してくるだろうが、貧乏な僕は大好きでこれしか使えない Delphi 言語の新しいバージョンでまだまだプログラムを続けられてうれしい。

なんというフニャフニャな記事だろうか。このように、目を引くような技術は到底上げられないけど、Delphi さん、これからも引き続きよろしくお願いします。

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月札秋幌の電気日記

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