基板から部品を取り外してデータシートを探す遊びをしているので、結構面白い部品が見つかったりして楽しいんですけど、これだけはいくら探してもデータシートが見つかりませんでした。
見た感じは、こういうことをするのは半導体部品ですよね。
SHARP の CO328CE / C0328CE / CB かもしれませんがヒットせず。2SC かなと思いましたがそういうわけでもなく。特注部品というのもよくあるらしく、見つからなくてもおかしくはないみたいです。
六本足で、右下(IC ピンの数え方で言うと 3、ただし目安は突起)のピンはダイと呼ぶのか、この見えている銀色のところ、ここと接続されているみたいです。
データシートのないものを持っていても仕方がないので(?)分解してみました。
レッツ☆ドリル
古代ローマ時代より王宮殿に伝わる極秘の尖頭術を用いるとこういう感じになります。ピンバイスだと引っ掛かりが感じられるので特段に慎重になる必要もありません。
穴が開いたらこじる用ニッパでこじります。中に何か見えてきました。力を入れる作業は最もミスが出やすいので、焦らないで確実に挟み、ねじるようにします。
「電子立国日本の自叙伝」見た方ならこのパッケージが破壊されるさまを見ると、プレーナー型トランジスタをハンマーでたたいた逸話がデジャブするかもしれません。
構造色というやつでしょうか、撮影素子でとらえられない極色彩の虹色です。
ドリル時の鉄粉がついてます。
いろいろなピンに恐る恐る 18 V くらいかけてみたんですけど、電流が流れないんですよ。正体は不明、電気的な反応も不明、不思議な素子ででした。
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